騒音みたいなロックが聴きたくなる その2

前のコントーションズの記事でポップグループについて言及したのでそれについてもう少し書く。
ポップグループも1970年代の末に現れたポストパンクのバンドで、イギリス西部の港湾都市ブリストル出身、当時メンバーは皆10代後半だった。1979年に衝撃的なアルバム『Y』を出す。その音楽は、パンク、ファンク、ダブ、フリージャズがごった煮になったようなアバンギャルドなものだったが、元々ファンク的なものをやりたかったのが演奏技術が未熟で、期せずしてアバンギャルドな音楽になってしまったらしい。コントーションズと同様、ギシギシとしたギターをかき鳴らしギクシャクしたサックスを吹きまくりボーカルが絶叫するタイプの音楽である。1980年のセカンドアルバム『For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder ?』では演奏技術が向上してかなりはっきりとファンクな音楽をやっている。コントーションズよりは張りつめた雰囲気がある。


ファーストアルバムの比較的ファンクな曲。


セカンドアルバムの1曲目。ケチャからファンクになる。


衝撃的なファーストアルバム。祝祭で泥仮面を被っているニューギニア高地人のジャケットもインパクト大。

Y(最後の警告)

Y(最後の警告)


ハードなファンクのセカンドアルバム。

フォー・ハウ・マッチ・ロン(紙

フォー・ハウ・マッチ・ロン(紙