放火せずに音で燃やせ!

大学生連続放火「音楽性のなさにいらだち」


 閑静な高級住宅地として知られる東京都世田谷区上馬で、連続放火件事件が発生した。警視庁世田谷署は16日、火をつけた同区在住の私立大学1年の少年(19)を器物損壊容疑で逮捕。現場は半径50メートル内で15日午後11時すぎから約2時間で5件のボヤ騒ぎが発生した。少年は2件については認めており、同署では、ほか3件も関連性が深いとして捜査している。

 世田谷署などによると、少年の犯行動機は自分自身への失望だった。少年は、今年4月に入学した大学で音楽を専攻していたが、調べに「自分の音楽性のなさにいら立ちを感じていた」と供述しているという。事件を起こす前の15日夜に飲み会に参加。捜査関係者には「酔っぱらった勢いで火をつけてしまった。やってしまった」とも話しているという。未成年ながら飲酒の上、自分でたばこを吸うために所持していたライターで、火をつけたとしている。

 これまでの取り調べで、少年が認めているのは3件目の車の後部ワイパーに火をつけたことと、4件目の道路標識の支柱に貼られたチラシを燃やしたこと。しかし、5件目の放火の一部始終を見ていた住民が警戒のため巡回していた警察官を呼び止め、少年が入っていった家を教えたことから逮捕につながっている。

 さらに調べで、3件目の放火事件の直後、少年は自ら「車が燃えているようだ」と110番通報していたことも分かった。電話はすぐに切り、同署員が現場に駆けつけた際には、少年の姿はなかったという。捜査関係者は「なぜ、わざわざ自分で通報したのか。芸術家の考えることは分からんね」と話している。

 (2011年6月17日8時6分 日刊スポーツ)


どんな音楽をやっていたのか分りませんが、「火を付けたい!」という気持ちをぶつけるのも音楽ですから、クラシックをやっていたならロックやファンク方面に転向した方がよいかもしれません。どうしても火をつけたいなら、ステージで楽器とか燃やすパフォーマンスがありますよね。


Pファンクの1978年のライブ。この映像には映っていませんが、このツアーではステージで派手に炎を爆発させていたようです。