SheepShaver内のMacOS8.6にスマートスケッチをインストールしてみた。
スマートスケッチは1995年ごろに発売された、ペイント感覚で描ける!が売りのドローソフト。
描いた線やオブジェクトを粘土感覚で自由に変形できたり消しゴムで消せたり領域(完全に閉じていなくても可)に色を流し込めたりと、それがドローデータとして行える、当時としてはかなり画期的なソフトだった。筆圧感知タブレットにも対応する(SheepShaver内では筆圧は認識しないのが残念)。
大ざっぱに描けるがIllustratorのような精密な表現には向かない。
当時のグラフィックソフトはカクカクした画面表示が多かったがこれは滑らかなアンチエイリアス表示もできた。
このソフトが原型になってアニメーション機能やプログラミング環境などが付け加わって高機能化したのが今のFLASHである。ペイント感覚での描画の部分は現在のIllustrator CS5などでも同じ機能があるようだ。
現在はパソコンのハードもOS高性能になったからこういうシンプルな使いやすい単機能ソフトはかえって少なくなったと思う。
三枚目の画像は別にCADソフトで書いた図面をDXFにしてスマートスケッチに読み込み着色をしてみたもの。
この前の話
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SheepShaverその4
追記
このようなシンプルなアプリは今はiPadなどのタブレットやスマートフォンにプラットフォームが移っているようだ。しかし、今後それらのハード(やOS)がどんどん高性能になればシンプルなアプリでは物足りないとなって、またソフトも多機能高機能複雑化していくという流れは繰り返されると思う。