SheepShaverその2

SheepShaverの件の続きを書こうと思ったが、今日は疲れたからまたあとで。



さて、SheepShaverにMacOS8.6をインストールしてみるとうまくいった。
SheepShaverのウィンドウ内で起動するMacOS8.6



そして、この環境のシステ厶・プロフィールを見てみると。

SheepShaverは1997〜1998年頃のPowerMacintoshのハードを仮想的に再現しているようなので、マシンの速度は100MHzと表示されている。その頃自分が使っていたMacはPower Mac7600の200MHz(PowerPC604e)の機種だった。その記憶と比べても、SheepShaverの実行環境にもよるのだろうが、iMac Core 2 Duo 2.4GHz においては、動作は特に遅いとも思わずむしろそれよりもいくらかキビキビしているかもしれないと感じた。起動も昔の実機よりはずっと速い。



Illustrator 8 をインストールしてみるとちゃんと動いた。これはやはりちょっともったりした感じはある。起動に関しては、iMac Core 2 Duo 2.4GHzのOSX10.6.6でのIllustrator CS3よりもずっと速く立ち上がる。
昔Illustrator8で作ったファイルも開けた。日本語のファイル名はSheepShaverに持ってくると文字化けするが。
VectorEffectsというプラグインを入れてみたらちゃんと動作した。



Photoshop 5 はわりとスムーズに動いた。jpgファイルも開けた。
ただ、当時のプラグインをインストールしてみるとクラッシュして使えないものもあった(KPTシリーズなど)。



SuperPaintという1990年代初期のアプリも動いた。これは当時自分が初めてMacを買ったとき併せて買ったソフトの一つでもあるので、それが今の機種の中でも動いているのはちょっと感無量である。初期のMacintoshのソフトのイメージがするソフトである。



クラリスワークス4も動作する。
テキストはSheepShaver外のOSやアプリからのコピペで持ってくることもできる。(アプリによってはSheepShaver内外でテキストやデータを単純にコピペしてもうまくいかない場合もある。SheepShaver内のMacOSで立ち上げているのが古いアプリだと文字化けしたりもする。このあたりの挙動はまだはっきりと突き止めていない。SheepShaver内のMacOSと外のOSのクリップボードがうまく連携しないことがあるようだ。)



アプリで作った書類は保存もできる。
一方、SheepShaver内の環境では外部機器は認識しないようだ。USBも認識しない。そういった機能拡張をインストールしてもダメだった。CD-ROMだけは認識するが、挿入すればすぐ認識する場合と、SheepShaverを起動する前に入れておいてから起動しないと認識しない場合があるようだ。
音を鳴らすことはできるようだが、設定方法がまだよく分からない。


アプリはこのように起動して操作できるが動作にどこか不安定な感じもある。Illustratorはフィルターの操作などしているとSheepShaverごと落ちることもあった。


続き

SheepShaverその3


(追記)
SheepShaverの現在のところ最新バージョンである2.4.20120715だと、MacOSX10.8においては、CD-ROMを認識しなくなっているようだ。