人間椅子 幻の処女作『人間椅子』 を聴いた

猟奇ロックバンド人間椅子がメジャーデビューの前に(あるいはこれがデビュー?)出した幻の処女作『人間椅子』をこのほど入手して聴く機会を得ました。人間椅子も出た勝ち抜きバンド合戦テレビ番組「いかすバンド天国」が出場バンドを売るために作ったIKA-TENというレーベルから1989年にリリース、発売元はBANDSTOCKとなっています。
和嶋慎治(ギター・ボーカル)、上館徳芳(ドラム)、鈴木研一(ベース・ボーカル)、でプロデューサー等は不明。


ジャケット表



ジャケット裏



1. 人面瘡
2. 陰獣
3. りんごの泪
4. 猟奇が街にやって来る
5. 神経症 I LOVE YOU
6. 人間失格
7. 桜の森の満開の下


の7曲収録。5曲目のブギロック調の軽快な曲の他はドロンとしたハードロックです。その後ずっと人間椅子の代表的レパートリーになっているような曲ばかりなのでこの時点で既にスタイルは出来上がっていたわけです。
音質はやはり1989年ごろのCDの細い音でいまだと聴き劣りはしますが楽曲の出来が良いので特に気にならなくなります。
人間椅子はこのあとメジャーデビュー1作目の『人間失格』を出し、これ以降は入手しやすいです。


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