「〜そう」という表現

「〜そう」は一般に名詞には接続しないことになっているようだが、たとえば口語的な言い方で

「田中さんって怒りっぽい人そうだね」

というのはあまり不自然に感じない。人により違うかもしれないが自分はそれほど不自然だとは感じない。

「人そうだ」だけではもちろん不自然だが、それを補う文脈が追加されれば不自然ではなくなるのだと思う。

「田中さんって怒りっぽい人だそうだね」

というのが「正しい」のかもしれないが何となくニュアンスが違うように感じる。「〜だそう」だと伝聞のニュアンスになり、「〜そう」で表現したい推測のニュアンスとは違ってくる。