石原新党:20日に準備会合予定 年明け結党目指す
石原慎太郎・東京都知事を党首とする新党構想が動き出し、20日に準備会合を予定していることが16日分かった。国民新党が中心になり、たちあがれ日本や民主、自民両党の一部議員にも参加を呼びかけている。準備会合を重ねた上で来年1月以降の結党を目指す。
「石原新党」構想は、国民新党の亀井静香代表が唱えてきた。消費増税をめぐって来年は衆院解散・総選挙が予想されることから、生き残りをかけて少数政党や民主、自民両党の一部に同調する動きが出てきた。
20日の準備会合は、新党結成を視野に入れた政策づくりのスタートとしたい考え。来年の政党交付金目当てで年内の駆け込み結成を狙ったと批判されるのを避ける判断もあり、新党結成は年明け以降にずれ込む。都知事としての実績がある石原氏を前面に出し、地方分権や道州制導入を政策の柱とする方向。大阪市の橋下徹新市長や愛知県の大村秀章知事らとの連携も狙う。
民主党内には小沢一郎元代表のグループの一部に新党結成を模索する動きがあり、小沢グループの若手議員の一人は「来週くらいには動きが出てくる」と参加の可能性を否定しなかった。別の議員は「元代表からは慎重に行動するように言われている」と語った。
たちあがれ日本の幹部は毎日新聞の取材に対し、20日の会合開催の呼びかけがあったことは認めたが、「新党の準備会合ではない。亀井氏が石原氏にどうしても会いたいと言うから、仕方なく付き合っている」と語った。
石原氏は16日の定例記者会見で新党構想について、「亀井君の思惑もいろいろありましたからね。亀井さんに聞いてください」と述べるにとどめた。
毎日新聞 2011年12月17日 2時36分(最終更新 12月17日 10時20分)
過去にも政界が落ち着かなくなりはじめるときまって「石原新党」が囁かれてきたものですが、さすがに石原慎太郎氏も高齢になったからもはやないだろうと思うと、またまた亡霊のように「石原新党」が蘇ってきたようです。しかも今度はかなり現実味を帯びているようです。橋下徹大阪市長や小沢一郎氏も一枚噛んでいるわけですね。やれやれ。
私は、石原慎太郎氏も橋下徹氏も支持できないから、彼らと連携を図ろうとしている小沢一郎氏を見限っておいて正解だった、と感じています去年の秋ごろまでは私も小沢一郎氏への期待があったんですよね
そして、権力争いでしかない政治に対して関心をどんどん薄れさせるのでした。
(2012年11月追記)
2012年11月、石原慎太郎氏が新党を結成して国政に出るといって都知事を辞任し、この20年ぐらい囁かれ続けてきた石原新党がとうとう現実化することになったようだ。次の瀬隠居でどの程度の勢力を獲得できるのかは不明だが、石原氏の当選だけは多分堅いであろう。
(2012年11月17日追記)
石原新党「太陽の党」は立ち上げたと思ったらすぐ解党して維新の会に合流するとのことで、実質的にこの党は何もなかったも同然で、やはり「石原新党」は幻でしかなかったと言えそうです。