「小沢一郎」に飽きてきた

昨日は小沢一郎氏の公判があったりして、小沢問題がまた政治の焦点になるのかもしれませんが、もうその構図はいい加減飽きてきましたね。
自分も1年くらい前は小沢氏に期待しないでもなかったのですが(→ )、その後小沢氏に期待しても仕方ないと思うようになりました。
政治改革を目指す小沢氏に、官僚や守旧派(および大メディア)が抵抗し陰謀によって小沢氏を陥れ改革を妨害している、という陰謀論的な見方をするならば、その構図自体が小沢一郎氏も加担したさらに大きな陰謀としての茶番であり、これこそが政治改革を阻害する最大の要因ではないでしょうか。
政権交代後も、国会は小沢問題や政治と金の話ばかりで、政策論争は低調でしたから、けっきょく小沢一郎氏も守旧派であって、改革改革と言いながら改革が実現されない状態こそ一番居心地のよいポジションとして、こんな茶番劇をやっているようにも思います。いわば「小沢劇場」というべき目くらましです。
小沢一郎氏ももう70歳になるわけで、そんな老人にいつまでも改革を期待しても仕方ないでしょう。
日本人が小沢離れできないでいると、政治の不毛と停滞がいつまでも続きそうです。