中野駅南口の都営住宅団地

中野駅南口を出てすぐ左側にある団地。
廃墟ではなく、現役の都営住宅アパート団地ですが、昭和26〜27年ごろ建てられたといいますから、もう60年近く経過して、古色蒼然の味わいになっています。デザインも戦前の同潤会系の様式と通じるものがあります。
近いうちに再開発が行われる話もあるようです。



この写真を撮ったのは1年半ほど前です。10数年放置して劣化したフィルムを使って撮ったので、画質がひどく荒れていますが、それがかえって何だか良い感じになりました。そこに少しHDR加工しています。


階段室を屋上に凸出させる造りは、昭和10年頃の建築の「竹平寮」(東京の九段にあったもと憲兵下士官アパート → )にも似ています。