昭和末期、東京都内に存在した廃墟 その2

以前の記事、「昔の思い出 昭和末期の東京 東京工業試験所等の廃墟のこと 都会の中の廃墟のことなど」の続編として。
写真中央の古めかしい建物は、廃墟化した東京工業試験所(渋谷区本町1-1。現在新国立劇場が建っている場所)の施設の一棟と思われますが、断定しきれない点もあるので、物件の特定のため調べているところです。ひょっとしたら後ろのNTT(電電公社)ビルに関係がある施設だったのかもしれません。



これは、都立大久保病院(新宿区歌舞伎町2-44)の古い建物。現在は高層建築に建て替わっています。




(追記)
毎日新聞社の「昭和毎日」という昔の東京の写真と地図が見られるサイトに、1962年(昭和37年)に東京工業試験所付近を撮った写真が掲載されています。
http://showa.mainichi.jp/ikeda1960/2008/05/ik007370.html

その写真↓で左端に写っている建物が明らかに上の1枚目の画像の建物と同じであることがわかります。屋上に突き出ている、装飾なのか実際上の機能を持つ装置なのか、ヒートシンクのような形の幾つかの突起物に注目。同じ場所を撮影しているわけです。


この場所の昭和31年の地図で、工業試験所となっている所には、口字型の建物(本館)の他に、幾つかの建物が描かれているので、道路際の建物がこれなのでしょう。