東京の古いビル 華僑ビル
築地の晴海通りの新大橋通りとの交差点近く(中央区築地2-15-13)に、華僑ビルというすごく古びたビルが建っていました。大正末〜昭和初期ごろの建築と思われますが詳細不明。雰囲気にどこかアジア的エキゾッチックさがあるし、名前の通り華僑関係のビルとして建てられたものらしいです。中華料理店も入居していました。
数年前に取り壊される直前だった(2009年に解体予定とも)との話もあり、もうなくなっているのかと思っていましたが、Googleのストリートビューで見ると、無人の廃墟化した状態のまま現存しているようです。現地へ行ってみて確認したわけではないので、2011年9月時点でどうなっているかは分かりません。Googleの画像はいつ撮ったものなのでしょう。(→ ストリートビューのデータによるとこれは2009年12月の撮影となっています。)
この画像は1990年代半ば頃撮影した華僑ビルの写真をHDR加工してみたもの。
Googleストリートビューに写る華僑ビル。
ここに写っている華僑ビルの右隣のビルは一見新しそうに見えますが、1990年代撮影の画像と照らし合わせるとビルの大きさが同じなので、ずっと前からあった古いビルを改装して華僑ビルに合わせた雰囲気に仕立てているようです。
Googleストリートビューに写る華僑ビルの裏側。
(追記)
華僑ビルは2010年に解体撤去されたそうです。