東京にあった古いビル

先日に続き、銀座界隈にあった古いビルをさらにいくつか。


秀吉ビル。
中央区銀座5-5-14。
昭和3年(1928年)建築の、シンプルだけどアールデコっぽい飾りのついたビル。もとは5階建てで6階部分は後の増築だと思われます。
現存していません。
2006年に解体されたとのこと。この建物の権利関係が複雑になっていたところへさらに投資にまつわるトラブルがあった話が、ネットを調べるといくつか出てきます。
二枚目の画像は、秀吉ビルの側面。隣りにビルが建つ前で側面が剥き出しになっていたときの状態です。配管がずいぶんごちゃごちゃとしています。壁がブロック積みのようにも見えます。


1990年代の撮影。



上の秀吉ビルの近くの角地(中央区銀座5-5-9)にあった西銀座ビル。
昭和11年(1936年)建築のシンプルで小さな4階建て箱形ビルですが、壁面の茶色のタイルが良い味になっています。
これも2006年に解体されたようです。
画像は1990年代半ば頃撮影のものを、元画像はビルに影が落ちてコントラストが強いのでHDR化してみました。

元画像