昔の思い出 初めて買ったレコード
自覚的にレコードというものを買ったのはたしか高校生になってからだと思う。
その最初の一枚はなんだったか? おそらくYMO「BGM」だったと思う。YMOは当時名高かったから手を伸ばしてみた。このアルバムのひんやりした感触が気に入った。
そして、ごく初期に買ったレコードで印象が強いのはバンコ「ダーウィン」、ロバート・ワイアット「ルース・イズ・ストレンジャー・ザン・リチャード」。前者はイタリアのプログレ、後者もプログレというか一種のジャズロック、とにかく変わった音が聞きたかったから、ジャケットと帯の文句で選んだのがこれである。高校生の自分にとっては少々取っ付きの悪い音楽だったが、聴いているうちにいつの間にか生涯の愛聴盤になっていた。
必ず挙がるロックの大名盤でないところが自分らしいといえるかも知れない。
その次くらいに買ったのが「レコメンデッド・サンプラー」というオムニバス盤。これも変な音楽だったが、少しは免疫が出来ていたのか、すぐに慣れて結構聞き込んだものだ。手作りっぽい(ジャケットに銀ラメが糊付けされている)レコード現物はいつの間にか失われて、録音したテープだけが残っていたが、わりと最近CDで再発されたので入手した。
YMO BGM
バンコ ダーウィン
ロバート・ワイアット ルース・イズ・ストレンジャー・ザン・リチャード
The Recommended Records Sample