ワイルドだった生物の実験

私が高校生の頃、生物の授業でけっこうワイルドな実験をやりました。
脊髄の反射を実験するため、実験台のトノサマガエルの上顎から頭の脳の部分にかけてを口からハサミを入れてバッチンと切断する、そして残った身体の運動を観察するというもの。その手順を示された生徒達は、ウワーッて感じだったけど、それでもちゃんとその通りやりました。残酷で見てられない、などというものはいなかった。頭を切り取られた蛙でもピョンピョンはねるんですよ。
また、血液型を調べるという実験もあって、これは生徒がお互いに小さなメスで耳たぶの膨らんでいる所を突き刺して採血しました。出る血は一滴だし痛みもほとんどなかった、もちろん事前にアルコール消毒します。これも怖くてできないなどという生徒はいなかった。
そもそも、実験において、動物愛護とか生徒にショックを与えないとか、わずかでもの危険性は避けるとか、そんな考えははじめからないわけです。
今でもこういう実験をやっている学校はあるのでしょうか。
ちなみにその実験で私は初めて自分の血液型を知りました。