ジャコ・パストリアスはTB-303を使っていたのか?

ジャコ・パストリアスの1981年の名盤『ワード・オブ・マウス』の冒頭曲「クライシス」にTB-303が使われていると、TB-303についてのWikipediaの記述にあるのだが、TB-303が発売されたのが1982年なので時期的に合わない。
この曲のベースはジャコが得意とするフレットレスベースのものすごい速弾きとも聞えるし、TB-303を使ったアシッドハウスの萌芽のようにも聞える。ミュージシャンが発売前の開発中の機材を貸与されて使うというケースもあるらしいから、真相はいかに?

TB-303はローランドが1982年から1984年にかけて販売したベース用シンセサイザーで、内蔵シーケンサーで駆動し、後に本来の用途とかけ離れた使い方によってアシッドハウスというジャンルを作ることになった機材。