「収録映像なのに生中継のように演出」だから何?

収録映像なのに生中継のように演出 日本テレビ歌番組

2011年12月1日14時0分

 日本テレビが11月30日夜に生放送した歌番組「日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト2011」で、一部出演者の歌唱シーンは2週間前に収録した映像を生放送のように演出したものだったことが、関係者の話でわかった。

 番組は「嵐」櫻井翔さんらが司会を務め、二十数組の歌手らが出演、午後7時から約3時間にわたって幕張メッセ千葉市)から生中継された。

 だが、関係者によると、歌手の平井堅さんと、3人組「いきものがかり」の出演部分は11月17日に東京都内の日本テレビのスタジオで収録されていた。その際、スタッフが観覧客に「生放送の司会者から呼びかけられた設定で反応してほしい」と依頼し、「口外しないように」との念押しもあったという。

 30日の放送では幕張メッセの櫻井さんが「平井堅さんは日本テレビGスタジオです。森さーん」と、17日の収録現場にいた同局の森麻季アナウンサーに呼びかけ、森アナが「はい、Gスタジオです」と応答。平井さんも「よろしくお願いします」と話し、画面左上にはパラボラアンテナのマークと「日本テレビGスタジオ」というテロップが表示され、平井さんらが別会場からの生中継で出演しているように放送された。

 平井さんは30日夜は、大阪でコンサートを開いていた。また、平井さんといきものがかりは、大みそかのNHK紅白歌合戦に出場することが決まっている。

 日本テレビ総合広報部は1日午後1時現在、「現時点では回答できない」としている。

朝日新聞


だから何? って話ですね。
音楽好きならば、たとえばライブ盤のような触れ込みだが実際はスタジオ録音に拍手や歓声をかぶせて作った「にせ(疑似)ライブ」盤なんかもおなじみだし、ライブ自体でも生演奏に加えてあらかじめ仕込んだテープ(今ならデータ)での音源を流す手法も別に珍しくないことも承知しているし、それなのにテレビが絡むとそのようなことを問題にせずにはおれないという思考はどこから来るのでありましょうか?