東京の古いビル?

神田須田町の路地に建つかつて村木商店と言われていたこの建物はビルではなく木造の看板建築かもしれませんが、昭和初期頃の建築で、当時の著名な建築家の岡田信一郎が設計したという説があります。看板建築にしては妙に重厚さがあります。
アクトデザイン凛太郎のブログ参照)


この画像は1990年代に撮影した写真で、この時すでに相当老朽化して見え、使われているのかどうかも不明で廃墟然としていましたが、現在はさらに外壁に剥落防止のネットが被せられて放置状態のようです。
以前載せた喫茶店 「びいんず」の少し南に行った所にあります。
千代田区神田須田町1-10。



(2012年5月追記)
2012年になってこの建物の左隣の建物が撤去され跡地が駐車場になったため、今まで隠れていた側面の様子がよく見えるようになっています。マンサード屋根になっていて屋根裏部屋もあったんですね。入り組んだ屋根窓が洒落ています。


(追記)
この建物は2013年の1月に解体されたそうです。
20年以上も廃墟状態で存在していたのには何かの事情があったのでしょうが、とうとう消えてしまいました。