学校の単位に不合理を感じたこと(理工系は報われない?)

自分が学校に通っていた頃の話で今はどうなのか知らないが、学校では授業の単位が、講義を受けるものは3単位、実習・実験などは1単位と計算されていたと思う。これは学習時間が単位の基本となっていて、講義などは学校で授業を受けるのとそのための予習復習の自習時間も含めて3単位、実験・実習などは学校においてすべて行われ(実験の自習はできない)るから1単位、のような計算であった。
でも、実際はこれははなはだ不合理な単位計算であって、建て前はともかく講義は寝ていようがさぼろうが予習復習なんかやらなくても3単位(テストも何でも良いから書けば単位は呉れるのもあった)、実験や実習は寝ていることもさぼることもできず毎回膨大なレポートの提出が必ず課せれ四苦八苦してそれを書き上げねばならずそれでいて1単位と割に合わない。
勉強とは自分のためにやるものだから勉強すればそのぶん身に付くのだからそんな損得勘定はどうでもいい、とも考えられるが、人情として労力が報われない感じはどうしてもしてしまうので、そんなことが実験実習が多い理工系が敬遠される原因のひとつにもなっているのではないかな、と思ったりもする。


(追記)
今も単位の計算方法はたいして変わっていないようだ。そして、実際はそんなに勉強していないのに単位は貰えるという状況を問題視し「単位の実質化」を目指す動きが出ている。