ディスクユニオン立川店

国立駅前から移転したディスクユニオン立川店を覗いてみたらビルの二階で面積が旧国立店の半分程度になり棚もかなりきつきつに置かれている印象だった。
CDは旧国立駅前店のボリュームを何とか維持しようと努めていたようだがアナログが顕著に減っていた。


ディスクユニオン立川店

http://diskunion.net/shop/ct/tachikawa


ディスクユニオン立川店は立川駅北口さくら水産のあるビルの二階へ上がっていく。
(追記 このさくら水産は2012年夏ごろ撤退し、現在はガストになっている)


ディスクユニオン立川店店舗入り口。



せっかくだから、ジャケ買いで絶対外れそうなものを買おうと思って400円で買ってきたのがこれだ。

Thank You for Giving Me Your Valuable Time

Thank You for Giving Me Your Valuable Time


「黄金色の蓄音機が奏でるロックン・ロール、リズム&ブルース、ソウル・ミュージック、シネマ・スコア…。忘れようとしても思い出せない。聴いてもいないのに懐かしい。ノルウェーの若き才人、カーダの世界へようこそ。」
と帯のコピーは面白そうにみえる。聞いてみるとまさにその通りのいろいろな音楽素材をコラージュ的に繋ぎ合わせてビートを被せた不可思議な音楽。特につまらなくはないのだけれど、これは2003年の作品で、今のソフトや機材なら自分でも作れそうかな、と思ってしまうから意外性があまりなかった。外れを買いたかった点では間違っていなかった。


(追記)
懐かしのナンバーをズタズタに切り刻んで繋ぎあわせノイズを被せるという方法はレジデンツが『サード・ライヒンロール』(1976年)ですでに試みている。レジデンツの場合、ポピュラー音楽・商業音楽をファシズムの母胎として告発するテーマだったが、カーダの盤はそのような批判性は希薄である。

ザ・サード・ライヒンロール(紙ジャケット仕様)

ザ・サード・ライヒンロール(紙ジャケット仕様)