ひどい話

昔聞いた話で信憑性は定かではないですが、
何十年か前、あるお寺で工事をしていた。そのお寺には国宝(あるいは重文)のお堂があった。ある時工事の大工か人夫があたりをウロウロしていた猫に灯油をかけ火をつけた。その頃はまだ動物を苛める行為は普通だった。火をつけられた猫は暴れ回り、火だるまになりながら国宝のお堂の縁の下に逃げ込んだ。そのままお堂に引火して火が回ってあっという間に焼け崩れてしまったという。そんな火遊びの火事で国宝を焼いたとは表沙汰にはできないから、火の不始末という程度に曖昧にされた。そして真相は関係者の間で密かに伝わっていると。
有りそうな話ではありますね‥‥。