廃品回収屋はさおだけ屋だった!

さきほど、さおだけ屋が例の「たけや〜さおだけ〜」で始まるアナウンスを流しながら通っていったが、それにとってつけたように、「電気製品回収します云々」とも言った。なるほど、廃品回収屋はかつてのさおだけ屋の転業ではないかという自分のかねてからの推測がある意味裏付けられた。


(追記)
聞くところによると、どうやら移動販売の多くは零細な個人商店などではなく、廃品回収、さおだけ、網戸、灯油、焼き芋、野菜果物、海産物、パン、惣菜や豆腐などさまざまな品目の移動販売を一手に行っている大きな元締めがあって、そこがいろいろな移動販売のトラックや商売道具を運転手に貸しつけて街を回らせているのだという。各トラック運転手はトラックや商売道具の賃料を払ったうえに歩合制でしかも燃料費維持費などは全て自分持ちなので、元締め自体は儲かっても末端の運転手はほとんど採算が取れないという。元締めのところに行けば身ひとつで始められる商売だが、儲けが出なければ続けられないわけだから、運転手はどんどん辞めていく。客を脅して買わせるなどの詐欺的商法のテクニックが優れていれば生き残ることはあるかもしれない。本のタイトルにあったような「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」ではなくどんどん「潰れている」が一方で仕事のない人が藁をもすがる気持ちで元締めの所に入ってくるだけでなのである。こうして運転手から搾取する商法であ。こういった元締めが、関東や東日本などの広域ブロックで、移動販売を一手に支配しているわけである。