夏はラテン音楽 ビギン

今から27年前、1988年のワールドミュージックが盛んだったころ現れた、カリブ海の仏領マルティニークのカリというミュージシャンのラシーヌというアルバム。マルティニークの伝統音楽ビギンをバンジョーで奏でるなんとも爽やかで軽やかな音楽でした。今聴くとシンセの伴奏部分がチープに感じないこともないのですが、それもまあご愛嬌というものでしょう。ラシーヌとは根っこという意味だそうで、自らのルーツを追求したということなのでしょう。これもヨーロッパ的洗練と黒人的リズムの融合と捉えることもできるでしょう。(厳密にはここで例として挙げた曲は3拍子または6/8拍子でビギンの4拍子のリズムとは違うのですが)