1997年に台湾へ行った時、台湾中西部の地方都市北港を訪ね、朝天宮を見てきました。北港は鉄道が通っていないので嘉義で降りバスで行きました。
ちゃんとした地図を用意していなかったのでバスを降りてから朝天宮にたどり着くまで結構迷ってしまいました。
朝天宮とは北港の街の中心部にある媽祖廟です。媽祖とは道教の女神で天上聖母ともいわれ、台湾では最も信仰されている神様です。台湾の全ての町に媽祖廟があるといっても過言ではありません。
北港の朝天宮は台湾最古の媽祖廟で、台湾の媽祖信仰の総本山です。媽祖は航海の安全を司る神様だったので、福建省から渡ってきた人達が安泰を感謝して1694年にここに媽祖廟を創建しました。現在の北港朝天宮の建物は、1812年に建てられた前代の建物が地震で倒壊したのち、1908年に再建されたものです。
中国南方様式の軒反りがきつく彩色された彫刻で埋め尽くされた非常に派手な印象の建物です。
北港朝天宮正面。
(ここのノーヘルでバイクに乗っているおじさんは、根本敬氏が言うところの「イイ顔」タイプの人ですね。)
派手で賑やかな印象の建物です。楼閣のように屋根が何層にも重なっています。
正門部分。屋根にも彫刻が密集しています。
屋根にも彫刻が密集しています。
境内。
(その2へ続く)