日本語 タミル語 エトルリア語

下のリンク先に興味深い考察が書かれています。

◆日本語・エトルリア語同祖論
http://giappone-etrusco.rejec.net/GiapponeEtrusco.pdf


日本語タミル語(ドラヴィダ語族)同系説が唱えられたことがありましたが、古代のイタリア半島で話されていた系統不明の死語エトルリア語もドラヴィダ語族ではないかとする説があるそうです。
日本語がドラヴィダ語族で、エトルリア語もドラヴィダ語族なら、日本語とエトルリア語は親戚になります。
近年、ドラヴィダ語族と、世界に点々と残る系統不明の孤立言語との関わりが取りざたされる傾向があるといいます。
未解読のインダス文字はドラヴィダ系の言語であろうと考えられ、インダス文明を築いたドラヴィダ人アーリア人印欧語族)の侵入によってインドの南端に追いやられたと考えられています。
やがて、ユーラシア大陸の言語は印欧語族やチュルク語系や中国語系などの大語族で覆い尽くされ、わずかに大陸の端や僻地に、バスク語コーカサス諸語、朝鮮語、日本語などの系統不明の孤立言語が取り残されている現状になっています。
これらの孤立言語はみな膠着語的な性質を持っていて、同じく膠着語的なドラヴィダ系言語とともに、太古の言語の名残を何かしら伝えているのではなかろうかと考えることもできるわけです。(北アフリカ沖大西洋上のカナリア諸島の原住民の言語もこの仲間だったかもしれないとも。)
いまのところそれが裏付けられそうな証拠は何も無いようです。もしかしたらそうしたことも考えられるのではないかという半分空想段階のようです。
日本語タミル語同系説は評判が良くないですが、日本語とタミル語を直結させるのではなく、上のような視点で、遠い生き別れの親戚かもしれない考えて見るのも面白いでしょう。