現代型の利益誘導

昨日の記事(→ )からの続きとして。
現代の都市型の特に若い有権者は、公共事業や何かの産業への助成といった旧来型の利益誘導に関心はないが、イデオロギー的なことにはむしろ敏感に反応する。だから、小泉元首相が靖国参拝にこだわったり安倍元首相の復古路線などにより、強くイデオロギー的な言動を行ってみせたことは、それがまさしく現代型の利益誘導そのものだったのである。小泉元首相や安倍元首相は現代の都市型の若い有権者がそれこそを利益として欲していると見越していたのであった。