あがた森魚と稲垣足穂の容貌が似ていると思ったこと

活動歴40年を超えるシンガーソングライターあがた森魚について↓のアルバムを聴く機会を得ました。


あがた森魚 タルホロジー


あがた森魚の味わい深い声とプロデューサー久保田麻琴得意の南国楽園志向・世界音楽志向のアコースティックな感触を活かし明るく懐かしく物悲しさもある音楽です。2007年作品。


1. 東京節
2. 百合コレクション
3. サブマリン
4. いとこ同士
5. 骨
6. 白い翼
7. Sexi Sexi
8. Taruphology
9. 雪ヶ谷日記
10. 弥勒
11. 午後4時のアメジスト
12. あともう一回だけ


の12曲が曲目として記載されていますが、12曲目のあとに隠しトラックとして1曲目のリプライズがあります。


あがた森魚氏は稲垣足穂に傾倒していてその詩世界も足穂の影響を強く受けているとのことで、このアルバムもタイトルが示すように稲垣足穂に捧げられた作品です。
あがた森魚氏の風貌も稲垣足穂によく似ていることも気がついたのがここでのテーマです。足穂の写し身として意識して似せているのかもしれません。


あがた森魚



稲垣足穂



追記
今は禁煙・嫌煙が叫ばれるようになって久しいが、昔の文士にはやはり煙草・葉巻・パイプなどが似合う。
この稲垣足穂にせよ、司馬遼太郎松本清張池波正太郎三島由紀夫川端康成太宰治、、、みな喫煙姿が絵になっている。



追記
あがた森魚が1980年代に結成していたバンドのヴァージンVSも聴いてみました。

ヴァージンVS ゴールデン☆ベスト

ヴァージンVS ゴールデン☆ベスト

「百合コレクション」の原曲も、80年代を反映してバキバキにデジタルな感触のテクノポップ(エレポップ)なアレンジなのが面白い。