ヨーロッパのトラッド的音楽のこと

1980年代末のワールドミュージックブームの頃、ヨーロッパのケルト系の音楽なんかも盛んに紹介され、なかなか自分の好みに合いました。そのあたりの音楽CDをメモとして。



CAPERCAILLIE

CAPERCAILLIE

スコットランドの現代トラッド。(バンド名はカパーケリーと読む。)
フィドルアコーディオン、ブズーキー(ギリシャ系弦楽器、ケルト系トラッドでも多用される)、縦笛、ギターなどのアコースティック楽器に、エレキベースシンセサイザーなどの電気楽器も加えて、ジグ(三拍子系)やリール(四拍子系)などの高速な伝統的ダンス音楽を現代的アレンジで演奏。滑らかな演奏が流れるようであり高揚感もある。1986年作品。



BOTHY BAND

BOTHY BAND

アイルランドの現代トラッド。 (バンド名はボシー・バンドと読む。)
これも、フィドルハーモニウム、イリアンパイプ(バグパイプの一種)、ブズーキ、ギター、などのアコースティック楽器にクラビネットなどの電気キーボードを加えた、非常にドライブ感ある精密な演奏でジグやリールのメドレーをやる。力強いグルーブ感がある。1978年のライブ作品。



The Blowzabella Wall of Sound

The Blowzabella Wall of Sound

イギリスのトラッドバンドだが音楽性はもう少し汎ヨーロッパ的。(バンド名はブロウザベラと読む。)
ハーディガーディ(手回しバイオリン)、バグパイプ、サックス、アコーディオンフィドル、ギター、ウッドベースなどの主にアコースティック楽器で、濁ったビリビリするような音の演奏をする。そんな演奏やメロディに東欧の(アジア風の)雰囲気がある。1曲ある歌はパンク的歌い方。全体的な荒々しさもパンク的。ジャケットがいいかげんで野暮ったいのが惜しい。1986年作品。



とりあえずここまで。