1990年代半ば頃まで出版されていた『OUT』(みのり書房刊)というアニメ雑誌があって、本来はちょっとエロっぽいサブカル雑誌として創刊されたのが、1970年代の終わり頃の創刊間も無いころ、アニメを特集したところ受けたので、そのままアニメ雑誌の路線に突き進んだといういわれのある雑誌です。ちょうど『宇宙戦艦ヤマト』や『ガンダム』などが出てアニメが一般に盛り上がり始めたころです。
この雑誌の1978年10月号(通巻27号)の特集は「海賊版」です。何かというと主に台湾で日本の漫画が無断コピー出版されているのを集めてきて批評するというもの。最近はどうか知りませんが、自分が1990年代に台湾に行った時も、そういう怪しげなものが売っているのは見ましたので、1970年代のころはもっと盛んだったのでしょう。
みると何とも言えないものがありますね。
ドラえもんの海賊版
右下「電子小狗」というのはドラえもんを犬(狗)と見做してたんでしょうか。
ちなみに、表紙左下の「知ったかぶり情報」とは何かというと、雑学・豆知識にさえなってないようなどうでもいいネタが、いろいろ書いてあるだけで、まさにどうでもいい感じ。