アップルの珍製品
最近Macintoshに関わることをちょっと調べてて、Appleはいろいろ珍製品を送り出してきたんだなあ、と再認識したので、少しメモってみます。
・Pippin@(ピピンアットマーク)
1996年に発売された、Mac OSを搭載したゲーム機のようなもの。当時盛んに言われていた「マルチメディア」に特化したような機械。インターネットにもつなげる。ゲーム機なのか劣化Macintoshなのか存在が曖昧で売れ行き不振、一年ほどで発売中止になった。
・Quick Take 100
Appleは1990年代前半はデジカメも売っていた。これは93年に発売されたその最初の機種。デザインにこそユニークなものはあったが、性能は当時のデジカメと大差ないかむしろ下。結局Appleは数年でデジカメからは撤退した。
・Color Stylewriter Pro
Appleはプリンターも売っていた。これはproと付いているが、一般向けのカラーインクジェットプリンター。しかし10万円近くもした。自分が最初に買ったプリンターがこれなのである。90年代半ばのこと。モノクロのプリントには使えたが、カラーはお話しにならないくらい酷いザラザラの画質だった。高かったのに、すぐ他のメーカーの写真画質プリンターに買い替えた思い出がある。個人的に、Apple=高品質というイメージを壊してくれた製品である。
Appleはプリンターからも撤退している。
・Newton Message Pad
Appleが90年代に販売していた電子手帳。珍製品というよりある意味Appleらしい製品かもしれない。コンピューターの未来の姿の一つと評するような記事を当時の雑誌で読んだ記憶がある。しかし一般には受けなくて、21世紀になる前にこの市場からも撤退。
・Power Mac G4 Cube
2000年に発売された、透明な小さな立方体のようなパソコン。デザインやコンセプトは評判になったが、実際使ってみるとクリアなデザインゆえ傷が目立つとか使い勝手自体悪いなどの問題点が失望されて、一年ほどで発売中止。デザインのユニークなパソコンというジャンルは切り開けなかった。
今年になってAppleから、iPadという電子書籍リーダーのようなものが発表されましたが、これも一般受けせず、珍製品の仲間入りをしてしまうのでしょうか? 頑張って欲しいところです。