さおだけ屋が潰れて

最近流しの竿竹屋(「たけや〜さおだけ〜」ってやつ)をめっきり見なくなった気がする。
さおだけ屋はなぜ潰れないかとか言う本がきっかけでそのインチキ商売振りがすっかり知れ渡ってしまったので皮肉にも潰れてしまったようだ。
似たような商売の廃品回収車はまだ時々来る。どんなものでも処分すると言って高額な回収料を取るやつ。さすがに最近は無料にてとは言わなくなっている。
こういう商売は同じ客には二度と期待できない(*1)のである地域である程度稼いでしまえばもうよそでやるしかない。だからいずれ商売の限界が来て撤退せざるを得ない。
竿竹屋も潰れたというより終わりが来ただけだったのかもしれない。潰れた竿竹屋が廃品回収屋に転身しているのかもしれない。
竿竹屋がいなくなってみんなよかったかと言うとそうでもないらしい。例えばお年寄りなどの世帯で竿竹を運ぶ能力も無く壊れかけている物干し台を取り壊すことも新しく付けることもできないそういう人たちにとってはたとえぼったくりであっても竿竹屋は便利屋として機能していたというのでいなくなってしまうとそれはそれで困ったことになるらしい。

*1 逆に詐欺商法にだまされやすい人として次々と押し掛けてくる場合もある。そういう業者が未だにやってきている地域はカモにしやすい地域と見られているのかもしれない。


(さおだけ屋および移動販売について→